ユーロ円の見通し(12/01/16)

先週16日にS&Pがユーロ圏9ヶ国を一斉格下げ。相変わらず欧州債務問題が市場の最大テーマとなっています。

ということもあり、2012年はユーロ円の見通しから始めたいと思います。

ユーロ圏一斉格下げの影響は?

S&Pが格下げしたのはユーロ圏17ヶ国のうち半分以上の9ヶ国。

スペインやイタリア、ポルトガルといった債務懸念が強い国は2段階の格下げ、そして「AAA」だったフランスとオーストリアが1段階格下げされました。フランスは以前から格下げ懸念が燻っていましたが、実際に「AAA」の格付を失った影響は大きいんじゃないかと思います。

フランスとオーストリアの格下げは、支援を行なうサイドに悪影響がありそう……。

というのも、フランス、オーストリアを含むユーロ圏の「AAA」6ヶ国による政府保証でEFSF債は「AAA」だったので、EFSF債も格下げされる恐れがあります。EFSFによる支援能力、つまり融資額が減ってしまうかもしれません。

ユーロ円のチャートをチェック

【4時間足】
ユーロ円4時間足チャート(120116)
(ユーロ円の4時間足の平均足です)

平均足は陰線が続いています。しかも、上ヒゲは出現していないので、まだ下落基調継続と言えそうです。

一目均衡表は、
転換線 = 基準線
遅行線 < 平均足
平均足 < 雲
となっていて、こちらも下落基調と言えそうです。

一旦反発した時に雲下限で押し戻されていますし、現状の雲下限と遅行線が平均足と重なる位置が同じエリアにあるので、98.20~30円がレジスタンスとなるんじゃないかと。

【1時間足】
ユーロ円1時間足チャート(120116)
(ユーロ円1時間足チャートです)

3本の移動平均線はすべて下向き。さらに、位置関係も下から短~長となっているので、下落基調が続くと思います。

ただ、MACD、RSIのオシレーター系指標は上向きになっています。RSIで逆行現象が確認できますし、短期的には反発が続きそうな気配です。

ユーロ円の見通しは「戻り売り」

ユーロ円は戻り売りを狙いたいと思います。

エントリーは13日の高値から本日安値の50~61.8%戻しエリア、50、100時間移動平均線も位置している98円ちょうど。

利食い目標は直近安値の少し上97.10円。損切りは200時間移動平均線を越えた98.40円とします。

ずっと保ち合い→安値更新を続けていましたが、13日の反発時に直近高値を越えてきたので、安値更新から追随して売っていくのは一旦避けたほうが良いかなと思います。