最近の為替相場の動きを見ていて、何が相場急変の要因になるのかわからないのもFXのリスクになるのかなと。
6日のNYダウ急落→リスク回避→クロス円急落、この動きなんかは典型的ですよね。
安値割れから一気に下げているのを見て、「よし!まだ下げる」と思って追随して売ってしまうと……。
安値で売ってしまうという状態になってしまいます。ただ、誤発注が原因かもというニュースを見ていれば、そこから追随して売るということは避けれたはず。
「テクニカル分析派だから高機能チャートさえあればいいや」ではなく、情報を入手できる体制を整えておく必要があるんじゃないかと思います。
テクニカル分析で取引をするブログなんじゃ・・・
「テクニカル分析をFX取引に生かす為替ブログ」なんじゃないの?と思われるかもしれません。
基本的にテクニカル分析で取引をしていますが、ブログを見ていただければわかるように、ファンダメンタルのことも書いています。
特に、リスクを回避するという面でファンダメンタルも大切だと思うので。
例えば、テクニカル分析のみで機械的に取引をおこなう場合、新規にポジションを持つ前であれば、米雇用統計などの重要指標を避けるという方法がとれます。
でも、ポジションを保有中に突発的な材料が出てきた場合、明らかにマイナス方向に動き続けるだろうと思っても、サイン出現、または損切りラインに到達するまで持ち続けなければいけません。
裁量トレードの利点
テクニカル分析を使うのであれば、取引ルールに従って機械的に取引すればいいと考える方も多いとは思います。システムトレードをされている方はそうでしょうね。
でも、為替相場を見ているときに、自分のポジションとは逆方向に動く材料が出てきたら、ルールに外れたとしても、逃げることもアリだと思います。
裁量トレードをする利点って、こういうところだと思います。
材料が出てきたことで、為替レートが動き、そしてテクニカル指標でサインが出る。
材料が出た時点で危険だと判断できれば、損失を小さくできる可能性もありますし、ある程度利益を確保しておくことも可能です。
確かに、危ないと思って損切りしたら、反発して「損切っていなかったら利益がでてた……」というケースもありえますが、不透明な状態でポジションを持ち続けるのもリスクです。
損失が広がる可能性が高いと思うときは、ポジションを解消してリスクを取らないということが、これから先々も為替相場と付き合っていくために必要なんじゃないかと、チキンな私は考えています。
そのためには、素早く情報収集できる体制をつくっておかなければいけません。