たいへんご無沙汰をしております。3月はじめてのブログ更新です。
3月前半の為替相場は最初は2月下旬の流れを引き継ぎ軟調でしたが、
途中から堅調に反発してきましたね。
ギリシャ問題の解決期待からリスク選好の流れが強まっていますが、
この後ポルトガルもありますし、英国の信用不安も出てきましたから、
この問題はまだまだ予断を許さないんじゃないかと思います。
それでは、今日はドル円の来週の見通しを。
まずはドル円のチャートをチェック
最近、ブログの更新頻度が少ないので、
日足で大きな流れから見ておきたいと思います。
まず、移動平均線から見ていきます。
反発し始めてから短期~長期という順番にはなっておらず、
50日SMAが90日SMAを上回ってきました。
ただ、去年11/27に安値84.81円をつけて反発してからも、
200日SMAではきっちり押さえられているので、
このままドル円が上昇を続けたとしても、
強いレジスタンスとして立ちはだかりそうです。
さらに、下落チャネルがきれいに形成されていることを考えても、
現状はまだ下落トレンド変わらずだと思います。
一方、オシレーター系テクニカル指標を見てみると、
RSIは上昇して50ラインを越えてきていますし、
MACDも上向きになってゼロライン近辺まで上昇しています。
RSI、MACDから判断するかぎりでは、
まだ反発する可能性がありますね。
結論:来週のドル円の見通し
個人的な見通しは、「ドル円91円からの戻り売り」です。
反発を続けており、ファンダメンタル面から考えてもドル買いを
推奨している方が多いように感じますが……、
下落チャネル&200日SMAを越えてくるまでは、
上昇トレンドという判断は難しいと思います。
ファンダメンタル面から見ても、
米指標は強弱入り混じっていますし、中国の利上げ観測もあるので、
決してドル円上昇と判断できる材料ばかりではないですし。
エントリーは91円以上から。
90円後半からのエントリーでもいい気がしますが、
91円台には入ってきそうなので待ちます。
損切りは200日SMAの91.85円に設定します。
利食い目標は下落チャネル下限まで狙いたいところですが、
3/4安値88.13円としておきます。