昨日の10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が市場予測の
+8.5を
大幅に下回る結果でした。
しかも直前に大幅改善(+17.0)の噂も流れたため、米ドル急落。
結局、昨日はドル円は安値118.03円をつけました。
ちょっとは戻してきてたんですが、また下げ始めてますね…。[emoji:i-227]
内 訳 | 9月 | 10月 | |
新規受注指数 | -1.3 | [emoji:i-184] | 13.4 |
支払価格指数 | 38.1 | [emoji:i-195] | 32.0 |
雇 用 指 数 | 10.7 | [emoji:i-195] | 9.4 |
出 荷 指 数 | -6.8 | [emoji:i-184] | 5.3 |
在 庫 指 数 | 4.2 | [emoji:i-184] | 13.2 |
今回の弱い指標結果は支払価格指数の低下が大きな要因のようです。
さらに言えば、原油価格の下落による調達コストの低下が要因と。
もうひとつ気になるのは、在庫指数の大幅な増加。
これは、単純に消費の低迷によって在庫をさばけないと言えますから。
逆に好感できるのは、新規受注指数の増加と雇用指数。
雇用指数は減少はしてしまったんですけど、ここ数ヶ月の流れからすると
雇用市場は比較的好調だと言える数字ではあると思うので。
最近の米経済指標は、全体の結果が悪くても内訳で良いのがあったり、
前回の結果を上方修正すると米ドルが買われたりしてましたが、
昨日のような全体の数字が悪い→米ドル売りと素直に反応するのを見ると
1回117.50円あたりまで下げないと、しっかりはしてこないのかぁと
思ったりもしますね。