リピート系発注機能を4ヶ月間試してみた。感じたメリット・デメリットなど

リピート系発注機能と聞いてもピンとこない人もいそうですが。マネースクウェアジャパンのトラリピ®やFXブロードネットのトラッキングトレードのような自動でリピートする注文機能のことです。

FXブロードネットのリピート系発注機能「トラッキングトレード」を4ヶ月ほど運用してみた感想を書いてみようかなと思います。

そもそも運用成績はどうかというと……

4ヶ月で100pipsほどの利益になりました。トレード回数は10回で、4勝6敗でした。

トラッキングトレードが細かい利食い・損切幅を設定できないこと、あまり細かい設定をせずにスタートしたので、トレード回数は少なくなったのかなと思います。

利益は出たものの、安定して利益が出そうというより、運良く利益が出せたという実感が強いです。運用した結果、メリットよりもデメリットを感じてしまったのが正直な感想ですね。

リピート系発注機能のメリットといえば

リピート発注機能とは、同じIFO注文を重複せずに連続で発注できるというもの。

例えば、120円の新規の売り指値注文を入れます。その注文に対して、122円の損切り指値、119円の利食い指値を入れておきます。この注文が約定し、120円の売りポジションを持ちました。そして119円で利食ってノーポジションに。

同じIFO注文を再びおこないたいと思ったら、通常だともう1回設定し直す必要があります。でも、リピート系発注機能の場合は、そのポジションがなくなったら同じIFO注文が自動で再設定されるのです。

リピート系発注機能は、ミラートレーダーのような自動売買システムと違って、取引手法そのものは自分で考えて注文だけを自動化する自動売買になります。ボックス相場の判定とレンジの想定をきちんとできれば、同じレンジで何回も利益を出せます。これがリピート系発注機能の大きなメリットです。

運用してみても、何回かありました。相場展開と、想定レンジがフィットすれば、とても有効です。フィットすれば。

運用してみて思ったデメリット

上記のメリットはリピート系発注機能を提供しているFX会社のWEBサイトでも書いているので、知っている人は多いでしょう。実際に運用してみても実感はするはずです。

一方、どういったデメリットがあるのでしょうか? 4ヶ月間の運用で感じたデメリットを書いていきます。

不利なポジションが残りやすい

4月中頃に米ドル円が120円超えたあたりで、売りポジションでトラッキングトレードをはじめました。

120円から大きく上昇することはないだろうと考えていたのですが、その後はご存知のとおり、125円まで上昇しました。小ロットじゃないと精神的にきつかっただろうなという状況。

8月下旬の急落で捕まっていたポジションを利食いできましたが、反発でまた含み損のポジションができました。手動で決済、トラッキングトレードを終了し、トータルでなんとかプラスだったので良かったのですが、また塩漬けポジションができるとこでした……。

まぁ、大きく動けば反動も大きくなることが多いので、そういった場合は特に不利なポジションが残りやすいですね。こういうポジションは、相場状況や予測をもとに手動で決済(損切り)する対応をしないと、なかなかパフォーマンスが上がらないかもしれません。

大きな流れを予測する相場観が求められる

リピート系発注機能は、ボックス相場のレンジ上下限、トレンド相場の調整局面でエントリーするという考え方ですよね。

トレンド相場の調整局面とは、例えば上昇トレンドでは下落局面で買いポジションを持つということ。つまり、短期的な流れで言うと、逆張りになっていると言えます。

私のケースではたまたま上手くいきましたが、そのまま上昇を続けていれば塩漬け→損切りということになっていたでしょう。トラッキングトレードでは自動でストップ注文が設定されるし、小ロット運用でお試しという側面もあったので、そのまま継続しましたが、相場観で言えば間違えていたわけです。

しかも、急落で塩漬けしていたポジションが利食いできただけで、リピート系発注機能のメリットである同じレンジで複数回利益を出すというトレードはほとんどありませんでした。逆に、上下しながら125円まで上昇するだろうと予測していれば、良い感じに機能していたでしょう。

リピート系発注機能のメリットをできるかぎり享受しようと思ったら、大きなトレンド予測をする相場観というか分析能力が必要です。

まとめ

FX初心者向けといった紹介のされ方をよく目にするリピート系発注機能ですが、初心者向けという印象を受けません。

自動売買と同じで、ベースとしてトレードや為替相場の知識は必要だと思います。しかも、まんべんなく必要なんじゃないでしょうかね。相場観だけでなく、資金配分やリスク管理といった部分も。

リピート系発注機能は、あくまでもツール。自動化できる注文方法なので、誰でも使えば利益を出せるという魔法の道具ではありません。利益を出すためには使いこなすための知識が必要ですよね。最低、使い方とメリット・デメリットはおさえておかないといけません。

半年弱使った感想としては、合わなかったなぁと。最大限の利益を狙えるというイメージはつくので使えないとは思いませんが、自分のスタイルには合わなかったのかなという感じですね。なんだかんだで利益は確保できましたが。

とはいえ、ボックス相場の判定とレンジの想定をきちんとできれば有効です。興味がある人や自動売買で運用している人は、試してみても良いんじゃないでしょうか。ただし、最初は小ロットで試したほうが良いです。

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