ギリシャはまだデフォルト(債務不履行)ではないようですが・・・

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IMFへの15億ユーロの債務を期限である6/30までに返済できなかったギリシャ。

この時点で債務不履行、つまりデフォルトとみなされるかと思っていましたが、そうではないようです。

為替相場では大きな動きはありませんし、昨日のNYダウ、本日の日経平均は上昇していますし、これから相場はどのように動くのでしょう?

債務不履行ではなく債務遅延

こちらの記事によると、公的機関から借りたお金の返済が遅れても市場への影響が小さいからだそうです。

IMFは「債務遅延」と認定する見通しだ。多くの格付け会社も直ちにデフォルトとは判断しない。IMFなど公的機関から借りたお金の返済が遅れても市場への影響は小さく、国債のデフォルトとは区別している。

IMFはまだ債務不履行ではなく、債務遅延としましたね。

ただ、7月中にECBが保有している35億ユーロのギリシャ国債の償還期限や200億円の円建て債券の償還もあります。まぁ、普通に考えて追加支援がないままで支払えるわけがなく、実質デフォルトなのかもしれません。

200億円の円建て債券は公的機関ではなく民間に対するものなので、この支払いができなければ完全にデフォルトということなのでしょう。

為替相場の反応はギリシャ国民投票後?

6/27のユーロ圏財務相会合でギリシャの提案拒否を受けて週明け大きくマドをあけて下落したクロス円ですが、昨日今日と大きな動きは見られません。返済ができないだろうということはわかっていたことで、この後どのような動きがあるのかを見ているのかなと。

7/5に実施されるギリシャ国民投票が大きなポイントになるのでしょう。

最初は7月に入ってから国民投票を実施する意味があるのかなと思っていました。様々なニュースサイトで書かれているように、時間稼ぎや責任逃れといった目的で実施するのかもしれません。でも、結果によってECBやIMFなど周りがとる手段が変わってきそうですよね。

緊縮策反対多数であれば、追加支援なくデフォルト、ギリシャはユーロ脱退へという流れなのかなと。そうなると、ユーロ脱退を良しとするかどうかでかわりますよね。一方で、国民の総意として緊縮策受け入れ賛成となれば、支援を続ける流れだろうと。

考えられるシナリオがたくさんあるので、今は静観したほうが良いでしょう。

今は静観が吉ですが……

ギリシャがデフォルトに陥るにしろ、追加支援がおこなわれるにしろ、金融市場には良い材料になるとは思えないんですよね。これまでの支援の結果、ギリシャの状況が改善しているわけではないので、追加支援がおこなわれたところでなぁという……。

為替取引は相対的なものなので、ユーロが売られることで相対的に米ドルが買われる可能性が低くはないと思います。リスク回避の円買いかドル買い、どちらの勢いが強くなるかというところかなと。

まぁ、ユーロ売りが一番可能性が高いので、上がる通貨を探すよりはシンプルにユーロ売りのポジションを持つのが一番良いと思います。

とりあえずは国民投票の結果待ちですが、TVやインターネットのニュースを見ているかぎりではギリシャ国民が財政緊縮に賛成するとは思えないんですよね……。先入観を持ってはいけないのですが。

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